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2011年6月18日 (土)

「高速道路無料化」の廃止

◆民主党は2年前、子供手当拡充、高速道路無料化、農家の個別補償、高校授
業料の無償化などいわゆるバラマキ4Kをマニュフェストに掲げ、政権奪取に成功。
ところが鳩山政権スタート直後から、早くも無理な公約による綻びが目立ち始めた。
マニュフェスト原理主義の小沢一派と、現実の舵取との狭間に苦しむ「見直し派」と
の軋轢は次第に拡大し、菅政権成立後1年を経て「辞めろ、辞めない」の党内抗
争に発展。前総理が現総理を「ペテン師」呼ばわりするほど醜態を演じている。


◆そんな中で高速道路料金の一部割引・無料化を明日19日深夜を以って廃止す
ると決定。政府は東日本大震災の復旧・復興財源の一部に充てるとして、あっさり
廃止、大震災を奇禍としてこの際マニュフェストを堂々と撤回する形となった。
国民に対する説明やお詫びは殆ど聞こえず、高速道路会社がメディアで「無料化
社会実験を一時凍結する」と通知するにとどまった。6月20日午前零時を以って
昔の料金体系に戻すという。(一部割引制度は縮小して継続)また東北地方の高
速道路については、被災証明があれば当面の無料措置は残すと云う。


◆東日本大震災の影響があったにせよ、一旦人気取りのために決めた政策をいと
も簡単に引っ込めるというのを「朝令暮改」というのではないだろうか。もともとこの
政策、自民党の麻生政権時代、民主党が「政権を取れば高速道路を無料化する」
と喧伝するものだから、対抗上、土日祝日に限り上限1000円にするとして導入され
たものだった。その後民主党政権もいろいろと形を変えて今日まで実施してきたが、
無料や割引に慣れた利用者にとって実質値上げに等しい。


◆本来この「高速道路無料化政策」は賛否両論あって、無駄な高速道路を作り続
けることは否定的だったが、借金の返済や道路のメンテナンス料を国民の税金に
押しつけていいのか云う議論もあった。右から左へ極端にぶれる事は止めて、受
益者負担の原則から例えば20%~30%値下げするという形はとれなかったのか。
経済成長の社会的実験をするという民主党の政策が通った形だが、そろそろ2年
が過ぎた。これを機に一応の実験結果のレビューがなされて然るべきと思うが。

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コメント

子供手当てに関係ないから言うわけではないが、一律手当を支給するのには反対です。少なくとも所得制限はすべきでしょう。「子供は国が育てる」と言うのなら、教科書・給食・授業料を無料にすれば良い。現金給付なんてもっての他。
 高速道路は、受益者負担で結構。
農家の個別保障??? 日本の農業を守る方法は他に方法は無いの? 世界と競争している農家もある。勤め片手の農家もある。一律に現金給付するなんておかしい。
 政府がこんなバラ撒きばかりするから、国民に「してくれ、してくれ」の乞食根性が蔓延したのでしょう。

 本当に困っている人には十分な援助が必要だけど、そこのケジメが国民にも政治にもできて居ないですよね。

民主党のバラマキ政策は困ったものですね。今度総選挙があれば手厳しく結果が出るんじゃないでしょうか。それまでに反省し改めるところは改めないと、大変なことになるでしょう。

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