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2011年3月24日 (木)

四国旅行記 (2)

(2)多くのエピソードに包まれた金刀比羅宮
◆こんぴらさんは2度目。7年前は本宮までの785段を平気で登れたが、今回は
正直身体の衰えを感じた。金刀比羅宮の成りたちは古く、多くの歴史を抱えて
いるが、それはさておき何といっても江戸時代に金毘羅詣では、お伊勢参りに
次いで、庶民の憧れの旅だった。


◆浪曲で有名な「森の石松」、清水次郎長の代参で刀を奉納に金毘羅詣で。
当時は神仏習合で金毘羅大権現と呼ばれていたが、そそっかしい石松は社殿
の中で最も大きく立派な旭社を本殿と勘違いして刀を納めたとか。実際の本殿
は旭社の右横奥を入り、高い急な階段を上がったところにあるが、大きさの点で
は確かに旭社より見劣りする。


◆金毘羅宮は参道に沿って多くの古い建築物、宝物館などが点在し、国宝も数
多く所有していると思いきや、意外や重要文化財が建築物では旭社・書院など
四つ。美術工芸品が丸山応挙の障壁画を含めて11点。国宝はひとつもない。


◆「瀬をはやみ岩にせかるる滝川の・・・」の歌で有名な崇徳天皇が合祀され、
歴代の皇室も手厚く保護し、諸国の大名の尊崇を集めたと云われるが、なんと
いっても古来から「海上交通の守り神」として信仰されてきたことが、この神社を
庶民的なものにしている所以であろう。絵馬殿には航海の安全を祈願した多く
の絵馬が(多くは船などの写真)奉納され、中には堀江さんの太平洋横断ソー
ラヨットの現物も置いてあった。


◆象頭山の山腹に沿った広い神社内を歩いていると動物の像が目につく。大鳥
居前の古い土産物店の二階を飾る虎の透かし彫り、馬三体、小象、可愛い犬の
像などを写真に収めた。実は金毘羅詣での代参は「人」だけではなかった。「こん
ぴら参り」と記した袋を首にかけた犬が飼い主の代参をすることもあったそうで、
袋には飼い主名を記した木札、初穂料、道中の食費などが入っていた。犬は旅
人から旅人へとリレーされ、街道筋の人々に世話をされながら金毘羅さんに辿り
ついたという。この金毘羅参りを果たした犬は特に「こんぴら狗」と呼ばれたそう
だが、なんとのどかな善人に満ちた社会だったといえるのではないだろうか。

◆また全国に「五人百姓」と名のつく居酒屋、料理店は数多くあるが、金毘羅
さんの「五人百姓」が最初のネーミングではなかったかと勝手に思っている。
(誤認だったら指摘してください)多くの土産物店が階段沿いの参道に並んで
いる中で、大門内(境内)で商売を許されているのが「五人百姓」といわれる
五軒の飴やさん。それぞれ小綺麗な女性が参道を挟んで「加美代(かみよ)
飴」を売っており、毎日順番に場所を入れ替えているそうだ。金毘羅宮が苦し
い時代に支えた近在の五人の百姓に報いるために、特別に許され、代々受け
継がれている由緒ある店だと云う。

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