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2011年3月29日 (火)

非常時の司令官(1)

◆東日本大震災が発生して18日が経過した。見えるのは被災地の被害者の方と
奮闘する現地自治体の職員、自衛官、警察、消防、ボランティアの人達。国も一生
懸命やっているのだろが、指揮官・司令塔の姿が見えてこない。指揮官が表に出
なくても、全体が巧く機能していればいいのだが、とてもそんな状態ではない。


◆本来司令塔は管総理で、懸命やっているであろう菅さんを批判しても始まらない
ことは百も承知だが、どう贔屓目にみても、危機管理能力、司令塔としての資質に
欠けているようだ。これは非常時の今に始まったことではない。確固たる理念、組
織を動かす力、断固たる決断力、人との信頼関係、どれをとっても平々凡々で、
ただ悪いことはしない(できない)というだけの人ではないか。


◆菅さんはもともと市民運動の活動家。企業のもとで人に使われたり、人を使った
り、大きな対外交渉で組織を動かすなどの経験が不足している。今回の対応を見
ても、ただ右往左往、気ばかりが焦る。自分の周りに民間スタッフから場当たり的
とも思える内閣官房参与を6名も任用し、合計15名とした。これも焦りの表れだ。


◆国家存亡の危機に実際に動くのは誰か。国の役人を動かさないでどうしてこの
難局を乗り越えていけるのか。政財界・民間を問わず危機管理に優れた人材を
司令塔に抜擢し、権限を与えると同時に官民あげての組織を構築。喫緊の課題
と短期、中長期的な課題を立てて、救国体制を即座に立てるべきだ。また外国
からの支援をどう生かすべきか。 課題は無限だ。


◆菅さんが不適格だから総理を代えようにも、この緊急時に民主党の代表選だ、
国会の首班指名だと悠長なことは云っていられない。国民にとっても不幸な事だ
が、ひとつだけかすかな光が見えてきたことがある。原発対応で日米が協力して
「原発事故連絡調整会議」を立ち上げ、総括に細野豪志首相補佐官を任じ、その
下に①放射性物質遮蔽 ②核燃料棒処理 ③原発廃炉 ④医療・生活支援の4
つのチームで、日米の軍、専門家、東電などの総力戦の態勢を立ち上げた。


◆菅さんにとって周りが自発的にこうした的確な動きをとってくれることを望んで
いたのではないか。自分が出した指示はことごとく的外れで、チグハグ、事を遅
らせるばかり。だから菅さんには黙って引っ込んでもらって、これから爆発的に
増えるであろう災害の補償費、復旧費、復興費などお金の手当に全力を尽くし
てもらいたい。

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