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2011年2月13日 (日)

流鏑馬

◆小田原曽我の「梅まつり」が2月中、開催されている。その祭に合わせて恒例の
「流鏑馬」神事が行われた。前日までの荒天がウソのような日本晴れ。最寄りの
下曽我駅は「押すな、押すな」の大盛況。流鏑馬といえば鎌倉鶴岡八幡宮が有名
だが、それ以外でも小田原曽我梅祭、三島大社、寒川神社、京都上賀茂神社、
明治神宮など10か所で開催されている。いずれも武田流弓馬道の人達だ。


◆ところで、何故小田原曽我の里なのか?流鏑馬の古い故事来歴はさておき、清
和源氏の流れを経て、源頼朝の代に流鏑馬の作法を制定し、後に源氏の一門で
ある武田家、小笠原家が弓馬礼法を継承しているとのこと。頼朝の御家人として
曽我一帯を居処とした曽我祐信は弓馬の達人で、一の谷合戦でも活躍し、建久4
年(1193)富士の巻狩りの際、最も功績のあった3人の武将の一人として頼朝から
鞍・馬・直垂を授かった。そうした故事に則って、ここ曽我の里でも流鏑馬が行われ
るようになったものである。


◆しかし何といっても実にスタイルが格好いい。射手のいでたちといえば射笠、鎧
直垂、鹿皮の行縢(むかばき)、腰に太刀を下げ、背には鏑矢3本、重藤の弓を
小脇に抱え、颯爽と和鞍に跨る。しかも女性が3名。洋風の鞍と違い、鐙で足を
突っ張って腰を浮かせるので、頭の上下動がなく動きが綺麗だ。今日は5頭の馬
に6人の射手が騎乗し、勇壮かつ流麗な演技を繰り広げた。


◆的は3種類。まず1尺8寸四方の檜板五色の同心円を表したもの(四季の的)、
次いで方1尺ほどの白木の板で、命中すれば割れるもの(板的)、最も難しいのが
直径3寸の土器2枚を合わせ、中に五色の切り紙を入れたもので命中すれば土器
が割れ、中の紙吹雪が飛び散る仕組みになっているもの(土器的かわらけまと)
の3種類だ。射手は騎乗し全長208mのダートのコースを全速力で疾走、途中設
置した3か所の的に向かって馬上から次々に射るという早業を見せてくれる。
射るときの的までの距離は4~5mほどと思われる。


◆さて、この的に命中する確度がどれくらいか調べてみた。「四季の的」では延9
頭がトライし、射的機会27回に対し命中16回(命中率60%)、以下同様に「板的」
命中率30%、土器的に至っては命中率22%だった。また一の矢を放ち、次の
二の矢を射終えるまで遅い馬で7秒ちょっと、早い馬ではなんと3秒ちょっという
早業だった。射手は普段はいろんな仕事をしながら、日曜日に三浦半島のどこ
かの施設で訓練を重ねているとのこと。


◆神事でもあり、伝統文化でもある流鏑馬、古くは「矢馳馬」(やばせめ)といった
そうだが、素晴らしい日本の文化でもあり、八百長などとは全く縁のない競技
でもある。一応デジカメに収めたが、撮る場所が制限され、動く物体であること
精度のいいカメラではないことで満足いくものではないが、明日のブログでUPし
てみようと思う。

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