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2011年1月15日 (土)

日本の領土問題を考える (5)

4.沖の鳥島問題

◆沖の鳥島は東京から1740km、太平洋の絶海に孤立した日本最南端のサンゴ
礁の島である。干潮時には周囲約11kmの環礁の大部分が海面上に姿を現すが、
満潮時には二つの小さな露岩を残し大部分が海面下に沈む。この沖の鳥島が問
題になっているのはいうまでもなく、日本の排他的経済水域(EEZ)の主張に対し
て中国、台湾、韓国が異議申し立てをしているからだ。

◆島の経緯をみると、昭和6年に日本政府は「沖の鳥島」と命名し、東京府小笠原
支庁に編入した。その後敗戦により小笠原諸島と共に米国の施政権下に置かれ
たりしたが、昭和43年にすべて返還された。昭和63年に波の浸食による島の消失
を防ぐため護岸工事を行い、平成19年に「沖の鳥島灯台」を設置した。行政上は
東京都だが、1999年以降は保守費用の負担も含め国交省が管理している。

◆問題なのは中国が2004年に「岩」だと主張して、日本に無断で周辺の海洋調査
を進めてきたことにある。日本は同島を中心とする半径200海里の海域、面積にし
て日本の本土を上回る、40万k㎡の排他的経済水域を設定することを国連に届け
でてから、国際社会から「島」と認められていると主張している。国連海洋法条約
の「島」の定義の解釈を巡って見解が割れ、日本の主張にもやや無理があるもの
の、過去の種々の事例を見ても実効支配した方が有利で、実際に設備を増築して
いろいろ利用していった方が勝ちだ。

◆中国は日本の領有は認めるが、「岩」であるから日本のEEZは認められないと
主張するが、実は中国も南沙諸島のベトナム領「赤瓜礁」の岩周辺に人工建造
物を造成して「人工島」としてEEZの存在を既成事実化しているのだ。自国がやっ
ていることには知らん振りして、他国がやっていることにはクレームをつける。
まさに中国流のやり方ではあるが、ここは譲れない断固とした姿勢を貫かねば
ならない。国益を保護するために。

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