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2010年10月10日 (日)

みちのく旅行余禄(1) 恐山

◆下北半島の霊場「恐山」は一度は行ってみたい場所のひとつだった。今回、旅行
のコースに組込まれていたので、期待を込めて入山した。実際に訪れてみて、恐山
という山は無くて「恐山菩提寺」という寺社が中心の霊場のことで、広い境内その
ものがいわゆる「恐山」だということを知った。開山はおよそ1200年前、慈覚大師
円仁の開基で本尊は円仁が彫ったとされる地蔵菩薩。「恐山菩提寺」を取り囲む
ように釜臥山(879m)、大尽山(828m)など八峰が巡る。


◆寺に入るには宇曾利湖という硫黄の成分が溶け込んだ浅い湖(とても魚がいそ
うにない)の脇を通って総門に至る。入るだけで入山料がかかるが、境内はそこら
中に温泉が湧き出で薬師の湯など湯棟も多い。一泊二食付きの立派な宿坊もある。


◆さて、いわゆる「地獄の賽の河原のような光景」は軽石の瓦礫に覆われた地形
で、どんよりとした空を背景に供養塔の上に烏が二羽止まっており、かなり不気味
だ。さらにお墓のように積まれた軽石の山に風車がカラカラ音をたてて回っている
様はいやが上にも不気味さを増す。総門脇に並ぶ大きな六大地蔵もなんとなく
不気味な雰囲気を醸し出している。

◆我々が訪れた翌日から秋の大祭が始まるとのことで、幟旗を立てるなど準備に
余念がない。この大祭に有名なイタコと呼ばれる巫女が登場して、死者の霊を蘇ら
せ、その言葉を語る儀式が行われるそうだ。巫女になるには盲目か弱視の女性で
厳しい修業を積んで初めてなれるそうで、最近はなり手も少なく、高齢化していると
のこと。


◆イタコに頼む場合30分3000円が相場で、死者と夢の中で話がしたい場合は風車
を1本買って(400円)霊場に供えておけばよいが、この場合、必ずその夢を見るとは
保証の限りではないとのこと。「地獄の沙汰もカネ次第」とはここから生まれた言葉
だった!?

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