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2010年9月10日 (金)

独 裁 者

◆民主党代表選も終盤に差しかかった。ここにきて小沢氏の決断と実行力、はて
は独裁者的魅力に期待を寄せる声が高まっているように見える。
なるほど、一つのことを決めるにも、なかなか決まらない。決まっても実行までに
時間がかかる。こういう状態であれば実行力のある独裁者の登場を望む声が強く
なることは解らないではない。


◆まず政治とは内政も外交も「あちらを立てれば、こちらが立たず」複雑に絡み
合った現実を見たうえで、どちらかに有利、どちらかに不利になるような決断を
強いられることも多い。さらには問題解決のため多くの意見を聴取し、その本質を
見極め対処していくには相当の時間を要する場合も多い。小沢氏は自分が総理
になればすぐにでも政治主導で財源をひねり出し、マニュフェストを着実に実行す
ると言っている。果たしてそんなに簡単にできるか。


◆政権交代して1年近く経った。鳩山・菅政権も最初は政治主導で改革していくの
だと勇んでスタートした。まだ道半ばであるがそれまでの経験上「最善の政策決定
のためには官僚組織を排除するのでなく、活用する方向に持っていくこと。そして
最終決定は政治家が責任を負うべきもの」であることがようやく解ってきたようだ。
しかしそれが小沢氏らからみれば変節と映り、弱腰に見えるのであろう。


◆小沢氏ならば過去の経緯に捉われず、政治主導で官僚たちを手駒のごとく上
意下達で使いこなすはずだと、彼を取り巻く連中はその独裁性に期待している。
だが無駄を省き、財源をひねりだすにも各省庁間や自治体との間で利害関係の
調整、場合によっては法改正の手続きが必要になってくる。相当の時間を要する
こともあるだろう。これらの民主的手続きを経ず、リーダーの一言で事が運ぶとす
ればこれを「独裁」という。うまいことを言って聴衆をその気にさせるのは独裁者の
常套手段だ。

◆リーダーは超人ではない。間違いも失敗もする。独裁的であればあるほどマス
コミは「鵜の目鷹の目」でアラを探すし、批判の目に晒す。つまり今の日本では
独裁者は育たない。歴史を見ても独裁者は独裁的であるが故に周囲がカリスマ
性を演出する。そのためには言うことを利くメディアをうまく利用する。大衆はそれ
に乗せられて熱狂する。その結果戦前のドイツや日本、現在の北朝鮮など大きな
間違いを犯した。戦後日本のマスコミはアツモノに懲りたか、政治家をけなすこと
はことはあっても褒めることはまずない。つまり独裁的リーダーの出現を許さない
のだ。

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