高速道路の無料化問題
◆ゴールデン・ウィークの喧騒が終わった。全国の高速道路は上限1000円の
特典をフルに利用しようと、稀にみる混雑・渋滞が続いた。
人や物が動けば経済は活性化する。この1週間に大きな経済効果があった
ものと推測されるが、反面渋滞に巻き込まれた精神的苦痛は計り知れない。
また、普段運転しない人も遠出し、事故を引き起こす例も多くあったようだ。
◆高速料金上限1000円制度(土日、ETC利用に限る)は昨年自民政権の時、
採用されたものだが、民主党は6月から土日、ETCの枠を撤廃し、上限2000円
に改めようとした。しかし小沢幹事長から待ったがかかり、先行き不透明だ。
そもそも民主党が高速道路無料化政策を打ち出したこと自体、問題は無かった
のだろうか。確かに高速道路は償還が終われば無料化するというのが常識
だったはずだが、日本では一向にそうならないことに多くの不満があった。
◆欧米では、いったん無料になった高速料金の有料化復活が見られるように
なった。財政健全化の一環らしい。高速道路に限らず公共施設はメンテナンス
が必要だ。そのためにも受益者負担が最もリーズナブルな制度といえる。
無料化などの人気取り政策はやめて、必要最小限の費用は負担するよう
例えば、現行料金体系をそれぞれ一律50%にするなど再度見直してもいいの
ではないだろうか。
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