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2010年4月11日 (日)

中国の死刑と日本の死刑

◆中国で麻薬密輸容疑の日本人4人が、いとも簡単に死刑執行された。
現在、中国で拘束・収監されている日本人は約50人、うち薬物犯罪は30人
という。彼らは、中国は麻薬犯罪に対する刑が日本とは比較にならないほど
厳しいということを認識していたかどうか。認識したうえで関わっていたとした
ら弁護の余地はない。あまり認識していない、または不幸にして濡れ衣を
着せられた場合、裁判が公平・公正に行われているかどうか、少なくとも
自分の主張を正しく伝えるための通訳がつき、まともな弁護士がいるか
どうか。この点、はなはだ疑問だ。
◆中国では人間が多すぎるし、昔から「みせしめ」の思想が強く、人の命は
相対的に軽い。日本では現在死刑が確定し、まだ執行されない死刑囚が
100人を超え、さらに増え続けているという。その原因は現法務大臣(民主
党の女性大臣)が執行のハンコを押さないからだといわれている。確かに
足利事件の菅谷さんのように死刑確定後、一転無罪になることもあるが、
それは例外中の例外だ。
◆一法務大臣の主義主張で恣意的に死刑が執行されたり、延期されるのは
如何なものか。法務大臣の職務を放棄しているようなものだ。死刑の執行が
滞れば税金の無駄遣いにも通じる。戦後、生命の尊厳が大きく謳われ、
死刑の判決にも慎重のうえにも慎重になった。その一方で犯行は凶悪化し
毎日簡単に人の命が奪われている。この矛盾をどう解決していくか。

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