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2010年3月18日 (木)

「円生」襲名争奪戦の行方

◆小さいときからの落語ファンである。長じては六代目「三遊亭円生」が
好きだった。 昭和天皇の御前で一席、噺した唯一人の落語家だった。
31年前に亡くなり、その一番弟子の五代目「円楽」は昨年10月に没した。
その弟子の「三遊亭楽太郎」(大学の後輩にあたる。←どうでもいいことだ)
はつい先日六代目「円楽」を襲名した。
◆ここまではなんら問題ないことだが、ここにきて大名跡「円生」の襲名
問題がこじれてきて、マスコミを賑わせている。もともと六代目円生夫人が
誰にも継がせないという「止め名」を希望して、5代目円楽他、5人の関係者
が署名した文書が存在するそうだ。また78年に起こった落語協会の分裂騒
ぎで、いったんは協会を出た円生一門は翌年円生没後、直弟子等の大半が
協会に復帰した。彼らは円楽とはソリが合わず、大きな溝があったようで
ある。 しかし一番弟子円楽とその弟子たちは一派を築き、協会とは袂を
別ったまま現在に至っている。 ◆問題は五代目円楽が生前、一番弟子
の「鳳楽」に七代目「円生」を、さらに「楽太郎」に六代目円楽を継がせると
いう発言をしていたことだった。死人に口なしだが、先代円楽が2枚舌を
使っていたことが大きな騒ぎの原因となった。
ここにきて納まらないのが6代目円生の他の弟子達。なかでも円丈は
「俺たちは円生の直弟子だ。孫弟子の鳳楽なんざに名跡を継がせる訳
にはいかない」ってんで、「円生争奪杯」落語会で決着をつけようと17日
浅草で開かれた。確かに洒落のようでもあるが、一面大マジらしい。
◆先代円楽は豪放磊落で無頓着なようだが、じつに博識で古今東西の
故事来歴・歌を諳んじ映画、音楽にも造詣が深かった。しかし落語の方は
イマイチ師匠に及ばなかったようである。「円丈」は新作落語が中心で古典
落語ファンには物足りないが、全国の狛犬コレクターとしてユニークな落語
家だ。鳳楽の方は落語はそこそこ巧いが、これといった大きな特徴はない
ように思う。
◆ここは六代目円生夫人の書き置きに従って跡目引継ぎなし、皆でヨッ!
シャン、シャン、シャン、と手を打ってま~るく納めては如何なものか。

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