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2010年3月 6日 (土)

財政破綻か立て直しか

◆日本の国家財政が危ない。現在抱えている公的債務はGDP比170%、
債務残高は1000兆に迫る勢いだ。過去には政府債務がGDP比100%
にならなくても多くの国が破綻している。では国が破綻するということは
どういうことか。企業の破綻は清算して消滅することもあるが、国の場
合は財政破綻国家として存続するという。そういう状況下で我々の暮ら
しはどういう状況におかれるのか。 想像することも難しいが、卑近な例
として北海道の夕張市がある。住民サービスは犠牲にされ、重い税金を
毎年払い続けなければならない。夕張市の場合、他の自治体に転居す
ることも可能だが、日本の場合周囲は海、簡単にはいかない。一部の
富裕層は事前に海外に移住し、日本を脱出するだろう。
◆この財政破綻を回避することは、理論上は簡単だ。ひとつは「増税」、
たとえば消費税を5%から欧米主要国なみに20%にあげるとか。
もう一つは「歳出削減」。日本は高度経済成長を経て、贅沢する体験を
積んだ。いったん身に付けた生活レベルを落とすことは困難を伴う。
また国には必要以上の贅肉がついている。特に政府系独立法人、
特殊法人の徹底した見直し・削減、さらに公務員の大幅な人員削減
が喫緊の課題だ。◆国は今、「この二つの処方箋を国民に示し、○年
かけて国の財政収支のバランスを黒にする。 さらに○○年後には
借金は国家予算の10%以内に納める」とかそういった将来への道筋を
はっきり国民に示すことが必要だ。 しかし、それでも今の国民はこの
処方箋を示されても、ふたつの劇薬を飲む事はできるだろうか。
たぶん飲まないだろう。それはその処方箋を書いた医者が鳩山、小沢
という信用できない医者だからだ。
◆過去に破綻した多くの国はなぜ二つの劇薬を飲んで、破綻を避け
ようとしなかった。それは為政者にとって困難な手術をするより破綻させ
てしまった方が楽だからだ、と東大の伊藤元重教授はいう。
確かに劇薬を無理に飲ませようとして国民から苦痛を訴え続けられる
より、あとは「知~らない」といって投げ出した方が楽だもんね。

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