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2010年1月24日 (日)

映画「沈まぬ太陽」を観てきました

◆暮れから、今月にかけて日航の破綻問題が大きく取り上げられ、法的整理
のもと再生に動き出した。まさに絶好のタイミングの上映時期といえよう。
日航ジャンボ機の御巣鷹山墜落事故があったのは昭和60年(1985)8月12日。
社会派小説家の山崎豊子がこの事故と日航の問題を題材に、週刊新潮に
連載小説を始めたのが10年後の1995年1月。それから4年かけて1999年
4月に完結している。もちろん小説でも映画でもJALの名前は出てこないが
すぐそれと分かる。この小説自体は読んでいないが、今日のJALの姿を予見
しているような作家の鋭い視点に恐れ入る。
◆この小説の映画化は何度か挫折し、無理ではないかと言われていたそうだ。
JAL側は反対の立場だし、遺族の人たちの心情を汲むと商業映画にする事
自体問題視されていた。
◆JALは1983年に輸送客数世界一を記録し、絶頂にあるかのようであったが、
収益体制を後回しにしたような経営で、すでにその当時陰りが見え始めていた
という。今回のJALの破綻には様々な要因が言われているが、最大の要因
は労使ともに「親方日の丸」意識の甘えの構造が染みついていたことではない
だろうか。経営陣は事なかれ主義で問題の先送りばかり、8つの労組の林立
で、組合のいいなりになっていたという。
◆映画の主人公の渡辺謙は初期のころの労組の委員長で正義感溢れる役
どころだが、経営陣に煙たがれ、カラチ、テヘラン、ナイロビと左遷されて
ばかり。御巣鷹山墜落事故の処理に駆り出されるなど損な役回りだが、
正義感を貫きとおす。ライバル三浦友和は出世するものの最後は失脚する。
事件後一段落した段階で、またナイロビに派遣されるが、ドロドロした人間関係
から解き放たれ、広大なアフリカの自然、大地のなかで沈まぬ太陽を見ながら
話は終わる。3時間40分の大作だが、長さは感じさせない。

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